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帰る場所、集まる場所
・くうねるところにすむところ、帰るところ

私は、施設しか知らない。
小学校の長期休暇に、私の生物学上の父母が住む家に帰っていた
ようだが、これがまたきれいさっぱり覚えがない。
当然、家庭の薫陶を受けていた可能性はあるものの、記憶にあるものを
知っているものと仮に定義した場合、私は施設しか知らない、と言える。

Nekokoは、家庭しか知らない。

私たちは、その汽水域について、ずっと考えていた。

私にとって、施設はくうねるところにすむところであった。
やぶらこうじのぶらこうじ、ぱいぽぱいぽのしゅーりんがん、
ありがたくても、意味のない場所。

Nekokoにとって家庭は帰るところであった。

・これを書いている場所について

諸般の事情で、某国の空港にいる。
諸般の事情で、日本に帰る人のぶんのチケットを確保しなければならない。
諸般の事情で、日本にかえらなければならないひとはかなりたくさんいる。
もうずいぶん待った、けれど、チケットは取れない。
待つ人々、ごった返すカウンター、自分の順番はなかなかこない・・・

子どものころの私を想起してしまうシチュエーション、
ネットもいつまでつないでいられることやら・・・

・気の置けない人々が集う場所

家族でなく、それでも楽しく、気持ちよく語り合える、
気の置けない人々が集う場所って、どこだろう?

Nekokoたちは、学生時代の友達と集まるとき、
気楽でおいしいレストラン(とか、居酒屋)を選んでいる。
ずっと昔、なぜおうちに招かないのかと聞いたことがある。
独り身なら、自分の都合だけだから、部屋に呼ぶけど、
今は夫、または妻、あるいはCheese(私だ)や猫がいるからねえ、
なかなかおいでとはいえないし、みんな言わないよ。とのお答え。

私は、Nekokoの独り身の気ままさゆえに、Nekokoのお家にころがりこんだ。
それは、彼女が結婚した今でも続いている、彼女のお家に転がり込んだ勢いと
彼女の結婚のタイミングゆえに、私は、都合を尊重される家族になった。

まあ、とにかく、気の置けない人々は、家でなく、レストランに集まる
ホームパーティーや旅館という人もいるだろう。
私も、多分、Nekokoの影響を受けて、レストランと答える、多分。

お家は帰るところ。

おっと、私の番。

Cheeseの、ぶちぶちぶち・・・TB(0) | CM(0) | top↑
わたし
・ちいさなころ

小さなころ、無力だったNekokoのそばにいてあげたかった。

けれど無力だった私のそばに、Nekokoにいて欲しかったとは思えない。
なぜなら、私は、Nekokoよりひとつとししたの、同じように無力なコドモだったから。

・自分の力への、無意味な過信

かなり力を抜いて、無意識に意識を重ねて、上記のテキストのコトバヅラに
脳をチューニングする。私は私の人生を行きぬいた自信にあふれるコドモ
であり、私でない元コドモを無意識に排除する者である。

私にとって、本当に必要なものを、知っていた。

私は、私だけの大人の尾ひれだけを知っている。

私だけの大人は施設に私を入れ続ける大人であった。

私は、私の子ども時代のすべてを、施設だけを生きたわけではない。
記憶にないくびき。の、ようなもの・・・・


しばらく、留守にします。
実は、いろいろなところにクビを突っ込む私は、
もう一度、熱い国にでかける羽目になってしまった。

コドモの全面的な笑顔がまぶしいくにに、
そのまぶしさを空虚に感じる私は、まぶしい太陽のために
サングラスを買うことが出来るだろうか?

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猫の話
Nekokoのうちの猫たちは野良暮らしをしたことが
ほとんどない、もしくはまったくない。

外にも行かない。

6匹の猫が家をうろうろとしている。

先週、Nekokoの里帰りに付き合うことになり、
Nekoko夫も同伴することになったので、
猫の世話をお願いするために、キャットシッターさんを呼んだ。
キャットシッターさんは猫たちを見るなり、「あら、おおきななりをして、
みんな子猫みたいな顔をしてる」といってくすくすと笑った。

Nekoko家の猫は、外で見かける猫のワイルドさ、獣っぽい気配に
ちょっとかける気がする。私は、野性的な猫の眼差しや尻尾の気配
(ばさっとした、重たげなシッポ!!)も大好きだが、

ウチのネコには、いつまでもほにゃほにゃとした
子猫でいて欲しい、などと思う。

ウチで一番coolな牛柄ネコは、小さなかわいい、高い声で、
ぴゃあん、と鳴く。


・・・ネコの話でした。

猫のいるくらしTB(0) | CM(0) | top↑
出会いに間に合ったのではなく
出会いに間に合ったわけではなく、
私にあわせて、出会い続けてくれる人に感謝。

出会いから得られる実りを急いで求めず、
出会いだけを繰り返すことに不平をもらさず、

ピントの合わない出会い

出会い続けてくれるNekokoに、感謝。

ピントが合っても、目が合わない出会いかも。


猫にも色々ある、柄のように。



Cheeseの、ぶちぶちぶち・・・TB(0) | CM(0) | top↑
出会うための力
・誰かに出会うということ

施設出身者のモトカレ(と書くと、すごく軽やかな感じで、
気がラクだ)のことについて、今ひとつ得心がいかないので
もう少し。

彼と人生で出くわした。何かのインパクトを受けた。
これは彼にであったということなのだろうか?
そうなのだろう、多分。

彼は何かを伝えようとした。伝わらない形で。
私は受け取りを拒否した。
これは彼に出会ったということなのだろうか?
多分違うだろう。

出会うという経験について、私はあまりに未熟であった。

出くわす、インパクトを受ける、何か、プレゼントできそうなものを
与える、受け取る、その反復を出会いというのなら、
私は半分もそれを執り行えなかった。彼も。


・出会うこと

何度も出会いを失敗し、あるいは反復できず、
けれど出会うことを訓練しながら生きて来た私は、
Nekokoたちに出会うことが出来た。出会いに間に合うことができた・・・

それは私のキャラクターの問題なのかもしれない。
出会うことが上手くない。けれど・・・

・出会わないこと、フィルターを通して出会うこと、やたらめったらに出会うこと

施設をそだち、そこから出て行った子どもたちは、
人生に必要なことを実地で学んでいく。
けれど、本当は、人生に必要なことは
砂場で学ぶべきなのだ。楽しい砂場、
愉快なフィールド、そのフィールドから
降りれば誰かの庇護の下に戻る。

コドモにかけられたフィルター。
庇護の下にいるコドモは、出会うこと、出会わないことを
ある程度コントロールされている。コドモが安全に、健全に
育つために。

施設のコドモは、のべつまくなしに出会う。
誰か知らない人に出くわす。
なにも渡さず、何も受け取れない。
そして場合によっては、誰かに出会うことを
シャットダウンされる。コドモが安全に、健全に
育つためというスローガンの下。

・誰かに出会ったから生きてこられた

大切といってくれる誰かに出会ったからいきてこられたの、
そういう文章をどこかで読んだけれど、
多分そうなのだろうと思う。受け取れなかった、渡せなかった、
けれど、誰かに出くわした。

私は、誰かに出会った。
けれどその誰かについて、モトカレのように穴だらけの
記憶に沈めてしまいたくなかったし、

もっと早くに出会いたかった。


・コドモのうちに

大切な誰かには、コドモのうちに出会って欲しいと思う。
出会いのトライアンドエラーをやたらめったらに繰り返さないで、
庇護の下に出会う、安全なフィールドで出会う、出会ったら
受け取る、手渡す。一連の手続きを当たり前のように
学んで欲しい。

私は、コドモのころに、そういう誰かに出会った記憶はない。

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プロフィール

Nekoko&Cheese

Author:Nekoko&Cheese
Nekoko:某企業で本を作る仕事をしています。Cheeseの元上司です。
Cheese:某シンクタンクで駆け出しの研究者として仕事をしています。児童養護施設で育ちました。

ごちゃごちゃと書いています。
・・・Cheeseのこと、Cheeseの子ども時代、
今の私たちのこと。

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